微量要素葉面散布剤肥料 リンゴ(つがる)の着色促進に関する調査

1.目的  葉面散布肥料 ヨーヒP12 によるリンゴの果実着色促進効果について検討した。

2.材料と方法
 (1) 供試場所  寒河江市大字島   山形県立園芸試験場
 (2) 供試品種  つがる/マルバカイドウ 13年生
 (3) 供試薬剤および濃度        
ストッポール         1500倍
             葉面散布肥料      ヨーヒP12   800倍,1000倍
 (4) 散布時期  8月5日、8月16日                       
 (5) 散布方法  動力噴霧器を用いて十分量散布した。
 (6) 調査月日  収穫時(9月1日)に1区20果を供試した。
 (7) 調査項目  果実肥大、果重、地色、着色程度、硬度、等級割合(県出荷規格に準拠)
             ヨード反応、糖、酸を調査した。

3.調査結果
 (1) 着色は、
ヨーヒP12 を添加したA区が最も高く、B区が最も低かった。
 (2) 地色は、A区で高く黄色味を帯びていた。
 (3) 硬度は、C区で高かったが、A区、B区とも食味上問題となるような硬度ではなかった。
 (4) ヨード反応では、A区で低く、デンプンの消失が最も早かった。
 (5) 等級割合は、A区で秀の割合が多く、B、C区で少なかった。

  以上のことから、
ヨーヒP12 とストッポールの混用により、着色促進、熟期促進効果が
  認められ、早期収穫が可能であると考えられた。
  また、ストッポールの 1500倍 2回散布 と 1000倍 1回散布では、1000倍 1回散布で、
  熟期が促進される傾向にあったが明らかでなかった。

4.試験区の構成

処理区  処 理 濃 度  処 理 時 期   備     考
 A 区 ヨーヒP12、ストッポール
(1000倍)・(1500倍)
 8月5日 
8月16日
 1区 1主枝
    2反復
 B 区  ストッポール(1500倍)
 ストッポール(1500倍)
8月 5日
 8月16日 
 C 区  ストッポール(1000倍)
8月16日


5.主要成果の具体的数字

  果実品質調査  (9月1日収穫 )

処 理 区 果重
(g)
着色
(%)
地色 硬度
(1b)
ヨード
反応
糖度
(BX)
適定
酸度(%)
等級割合
秀 優 良
A 区(ヨーヒ) 300 67.0 4.8 12.2 1.4 13.2 0.24 53 39
B 区 284 26.3 4.1 12.2 2.9 12.2 0.27 11 88
C 区 311 45.7 4.1 13.3 2.7 12.6 0.27 56 39
   area

       ふじ写真 


微量要素葉面散布剤肥料

    使い方  > リンゴ