微量要素葉面散布剤肥料
6.液状複合肥料

 液肥の利点は、適時に適量だけ施すことで吸収性も良く、従来の過剰施肥による河川や地下水などの水質汚染を防ぐ効果があり、その用途は葉面散布や土壌施用をはじめ、多くの栽培法において広く利用されております。

 現在、市販されている液肥は、法的に分類すると 液状窒素肥料、液体副産窒素肥料、液体リン酸肥料、液状複合肥料、液体微量要素複合肥料、液体ケイ酸加里肥料 等(保証票の肥料の種類欄に記載)に分けられます。
この中で、最も登録数や生産量の多いのが 液状複合肥料 です。

 
液状複合肥料では、窒素、リン酸、加里のうち二要素以上、合計最小量 8%以上の規格規定があり、製品の種類も多く、三要素だけのもの、三要素に特殊要素を加えたもの、さらに微量要素すべてを含有させたものがあります。


○ 液肥 (液状複合肥料) の分類
  肥料法により、以下のように分かれます。

★ 三要素 (窒素、リン酸、カリ)
 等量型、X字型、山型など様々な三要素の組み合わせがあり、窒素形態は尿素、アンモニア性、硝酸性など、その他有機入りなどがあり、pHは中性、弱アルカリ性、弱酸性などで土壌施用に。

★ 三要素 + 特殊要素 (苦土、石灰)
 三要素の組み合わせに苦土、石灰を加えたもの、窒素形体は尿素、アンモニア性、硝酸性など、その他有機入りなどがあり、pHは酸性、主に土壌施用に。

★ 三要素 + 特殊要素 + 微量要素 (ほう素、マンガン)
 様々な成分の組み合わせがあるが、主に三要素を主体にしたものが多く、土壌施用が主体。有機入りなどもあり、窒素形態は尿素、アンモニア性、硝酸性など、pHは酸性。

★ 三要素 + 特殊要素 + 微量要素 + 効果発現促進材 (鉄、銅、亜鉛、モリブデン)
 三要素を主体にしたものと微量要素主体としたものがある。窒素形態は三要素を主体にしたもは尿素、アンモニア性、硝酸性があり、微量要素を主体とした液肥の窒素は尿素系。 成分の違いの他に、使用原料(有機、無機)、安定剤(沈殿防止材)や展着促進剤(材)などにも違いがある。pHは酸性、主に葉面散布用として利用。


液肥の選び方

 農林水産省登録肥料の中で目的とする肥料成分の高いものを選ぶと良いでしょう。
 肥料検索システムで農水省登録の肥料が検索できます。
 保証票の記載に家庭園芸用複合肥料と書いてあるものは一般に成分が低いので、一般的には液状複合肥料の中から目的とする成分が高いものを選ぶと良いでしょう。

微量要素葉面散布剤肥料

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