微量要素葉面散布剤肥料 D 土壌pHと微量要素

良質や多収を目指す昨今、品質と多収は相反するため、技術的に難しい問題があります。この問題を解決するためには、微量要素(ミネラル)の補給は欠かせません。
しかし、その施用方法については、微量要素の意味をそれ程重視せず、
窒素、リン酸、カリといった多量要素と同じように認識されているのが現状です。

1.土壌ではpHの調整が基本です。たとえ緩効性でも、微量要素の施肥は
  下図のように pHを適性に調節しなければかえって悪い結果となります。
  また、一つの微量要素が欠乏している場合、他の微量要素も複合的に
  欠乏するケースが多いことが下図からも分かります。


       pHと肥料成分吸収量

2.微量要素の有効化を左右するものに塩類濃度、腐植含量、
  他の肥料成分バランス、酸化還元電位、地温などがあります。
   さらに作物の条件として、土壌の乾燥化や根痛みなども欠乏症の
   原因となります。このように微量要素の潜在欠乏の原因はかなり複雑です。

3.作物の成長は最小養分率(一番不足している栄養素)によって制限されますが、
  微量要素の適用範囲は極めてせまく極微量のため、土壌施肥には細心の注意が
  必要です。
   土壌施用では窒素、リン酸、カリの三要素にカルシウム、マグネシウムを加えた
  5要素のバランスを調整することが一番重要です。

  

以上のことから、微量要素の補給は葉面散布が最適です。
また、微量要素資材を安易に
土壌に投入しないほうが無難です。
投入の際には上記の要因をふまえた上で、慎重におこなってください。
過剰に対する対策はありません。

  微量要素葉面散布剤肥料

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